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Artist's commentary
One More Curtain Call!
「そろそろ、カーテンコールの時間だが、どうだ……胸のドキドキは収まったかい?」
「やれやれ、目を瞑りな。気持ちが安らぐまじないをかけてやるよ。さあ、壇上へ上がろうぜ。」
欠損を他へ押し付けることで廻る世界、ティルナノグ。
互いに押し付けあるいは押し付けられ、それ故に何かを失った妖精郷の住人たち。
これは、そんな彼らが演じる、一夜限りのミュージカル。
手に入らなかったからこそ、別の誰かにとっては「あって当たり前」の価値を知る。
だからこそ伝えよう、欠落はここにようやく意味を持つのだと。
今、共に舞台に立つ仲間へ、どうか掛け替えのない賞賛の拍手を。