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Artist's commentary
からっぽの夜を照らして
ぼんやり線を引いては消していたら、急に冷蔵庫の中にぽんかんがあるのを思い出したので、食べることにした。数日前に家族が送ってくれたもの。
剥いた瞬間、甘くて爽やかないい匂いがして、もしも「眩しい香り」というのが存在するとしたら、こういう感じだろうな、と思った。
(行き先を見失った闇の中で、優しく香る橙色が、どんな星より明るい光に思えたんだ)