Artist's commentary
練習57
描いた日:8月17日
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(56はエチ絵関連のため、こちらの垢には投稿しません)
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lainです。
知っている人は知っているかなと思います。
イラストについて。
サラッと終わらせた作品だったかなと。
確か80分くらいかな? それくらいの制作時間だったかと思います。
カゲのところをデッサンみたいに線でザザーっとやった覚えがあるんですが、割と上手くいってると思います。
瞬時にザーッとやっててこれなので、客観的に見て以前よりは上達していると感じます。
lainのキャラクター原案である安倍吉俊先生リスペクトで、こういう感じのデッサン風味にしたような気がしますね。
この作品は一部に熱狂的なファンがいます。
まさに90年代後半の空気を象徴している作品のひとつかなと。
当時は、例えば電車に乗っている人間全員が機械端末に目を向けて他を一切見ない光景が一種のホラーとして描かれていたわけですが、今の時代はそれが現実になっており、当たり前の光景になっています。
レジの会計とかですらずっとスマフォを見てて、店員さんを一切見ない人も普通にいたりします。
自分の昔の知り合いもスマフォ中毒になってしまい、エコーチェンバーというのかな、SNSに影響を受けたのかネガティブ&被害者思考が異常化してしまって、徐々に会話のキャッチボールが成立しなくなっていったんです。
それで縁を切らざるを得なくなった経験があります。
当時からの時代の流れを考えると、一言では言い表せない気持ちになりますね。
◆
日本ではこの作品を知っている人が少ない印象ですが、海外では人気があるそうです。
この作品、それと安倍先生原作の「灰羽連盟」について語りたいことはたくさんありますけど、長くなるのでやめておきます。
元々自分、安倍先生の絵の大ファンだったんです。
もしいつか自分が絵で生活できるようになって、余裕ができたら、彼のような画風に挑戦するかもしれません。
ちなみに彼の受験生時代の作品、美術予備校で生で複数見たことがあります。
参考作品、略して「参作」っていうんですが、その形で残ってたんです。
当時の作品で残ってるやつって本当にスゴイのしか残ってないんですけど、マジですごかったですね……。
とんでもないレベルでした。情報のない当時にあれだけの理解力を持っていたのだから、頭が良い人だったんだろうなと感じます。
◆
余談。
こういった陰鬱とした系統で、個人的に最近の作品で思い浮かぶのは、毛色は異なりますが「メイドインア〇ス」でしょうか。
「ワクワクする自〇」作品ともいわれます。
大好きな作品のひとつなんですが、私はその作者さんであるつくし先生のことも凄い好きなんです。
一部では有名で、顔出ししてる作家さんなので、知っている人は知っていると思います。
描いている様子の動画など、たくさん拝見したことがあります。
彼は本当に絵描きとしての自分の人生を素直に楽しんでいて、純粋なクリエイター気質というのかな、自分の人生を歩んでいる感じがするんです。
良い意味で他人のことが視界に入ってないのだろうなと。
自分の仕事に情熱を注げる人は本当に尊敬していますし、格好いいなと感じます。
絵を描くことに関して重要なのはマインドであるとつくづく思います。
色んな人のインタビュー記事や動画や書籍を見るのが好きなんですが、その人の哲学だったり、人前では見せない孤独の努力だったり、人間関係などの背景だったり、そういうのを咀嚼していつも勉強しています。
この先どんどん社会が変化していき、業界も変化の波が訪れるとは思います。
しかし、私にとっては絵を頑張ること自体に変わりはないです。
今は下積みですが、しっかりコツコツ積み上げていきたいなと。
見てくださっている方々に感謝です。精進します。