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Artist's commentary
〝君まで届け、不尽の想い火〟
――――――君はとても素敵な人だから、君の中にいる僕は、特別ではないのだろう。君はとても魅力的だから、君が生きた遙かな時間の中で、僕のような人間は星の数ほどいたのだろう。 そしてその誰もが、我こそが君を最も愛していると思い、それぞれが君の顔を幸せで満たしたのだろう。僕もまた、そう思っているのだから。 そしてその誰もが、いつかは君の隣から去り、それぞれが君の心を締め付けてしまったのだろう。僕もまた……いつかはそうさせてしまうのだから。 あぁ……。愛し君の中にいる僕よ。今なお燃え続ける僕の想い火よ。どうか彼女を照らし続けて欲しい。どうか僕亡き後も彼女の中でその火を絶やさないで欲しい。 願わくば永遠に……叶わぬのなら、せめて彼女の中に僕が在り続ける限り。 その身に降りかかる孤独を焼き払い、その深紅の瞳が悲しみに曇る前に、彼女を守り続けておくれ……。 あぁどうか永遠に―――――― ■相変わらずの導入文でスイマセンm(_ _)m 大分間が空いてしまいましたが、これで完結です。多くのご愛好、本当にありがとうございました。 ■前→
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※※注意※※作者は『文好き』です。