俺は地質調査をしろと言ったんだ!
ヤツの頭にボーリングマシンを刺せとは言ってないぞ!

―――怒れる施工管理課より

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区内の地下で眠っていた巨大超獣。

区役所が郊外の地質調査のためにボーリングマシンを使用したところ、
地下に埋まっていた超獣の頭部に突き刺してしまった。

この痛みを伴う目覚ましは超獣を大いに刺激し、数kmに及ぶ暴走を誘発。
区役所は緊急対応として突入班を出動させ、ヘリ降下によって班を超獣頭部に展開。刺さっている重機を破壊、除去した。

ほどなくして超獣は停止。その場で地面を掘り地下へと戻っていった。

追記:この超獣が通過した市街地沿い河川の原状復帰については、区役所が無償で行う予定だと地域住民には説明するように。

該当超獣は区役所命名規則により「カブトノハチ」と命名された。
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