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Artist's commentary
彫心鏤骨
天使の如き威容は、
積年の汚れに隠れてしまっていた。
―――特殊清掃班より
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海没していた天使のような巨像を、
区内の観光資源にするべく区役所が引き揚げた。
特殊な防護ドーム内に設置し、像の清掃を開始。
表面にこびり付いていたフジツボのような超獣をはがし続けている。
驚くべきことにフジツボが剥がされた部分は血色のような色味を帯びてきていた。
巨像には超獣因子の反応は無く、
スキャン結果にも生物的な要素は見当たらなかったというのに。
フジツボを剥がしきった時、何が起こるのかを不安視する意見もあったが、
清掃は続いている…
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