Artist's commentary
【黎明航路】エデュアルト【第1期】
✦黎明航路【pixiv #100438853 »】
「この国を護ること、それが私達の使命ですので」
「有難いのですが…こういった贈り物は身に余る為受け取らないと決めております。お気持ちだけ、…いただいておきますね」
「"まっとうな人間"として生きていることに不満なんてない、俺が決めたことだ。顔も知らない女から受け継いだ力など知ったことか」
✦エデュアルト・フォン・クラルヴァイン(Eduart.von.Klarwein)
灰の国/男/180cm/26歳
礼儀正しく穏やかで信心深い、正統派の剣技と氷魔法を得手とする騎士然とした青年。
元孤児であり、ひとり彷徨っていたところを教会に保護される。その後子どものいない貴族の夫婦に引き取られ、適切な教育を受け騎士になった。「フォン・クラルヴァイン」は両親の姓である為、彼本来の名はエデュアルトのみ。
孤児の頃貧しさや空腹故に盗み等の悪事を働いた事が今でも自責の念として残っており、その反動故か魔物や犯罪を犯す者に対し強い拒絶、憎悪を見せる。
【エンスロル】
魅了する者、惑わす者。夢魔(インキュバス)と呼ばれるものの類である。
精気ではなく自らに向けられる欲(愛欲、性欲、支配欲等の感情を伴ったもの)を糧に生きる種族。
他者からの「欲」を始め、「好意」「悪意」も本能的に感知する事が出来る。他者から他者へのものは分からない。
魅了の能力で対象を誘惑する事によりそういった欲を引き出し、かつ自らも対象を愛する事で完全な栄養を摂る事が出来る。
「愛する」の定義はその場限りのものでも構わない為、一般的なエンスロルは刹那的な恋愛を楽しんだり来る者拒まず、といった個体が多い。
「欲」は視認する事が出来、摂取の仕方は個体によって異なる。(経口摂取、経皮吸収等)
まだ幼く自分から栄養を摂れない子どもなどは親から栄養を分け与えられたり、代替品として「好意」で生きることが出来る。
エデュアルトは幼い頃に孤児となり親から欲で生きる事を教わらなかった為、エンスロルでありながら本来の方法では生きられない体質。
種族への負い目からか精神的に潔癖のきらいがあり、他人から向けられる出世欲や性欲などに非常に敏感。感じ取ると自分では抑えられないような嫌悪感に襲われる為、それとなく距離を取り関わることを避けてしまう。
代わりに他人から寄せられる好意(主に純粋な信頼、尊敬など。妻や子ども達、義両親のものだけは愛情やそれに伴う欲も栄養になる)のみを糧として生命を繋ぐことが出来るが、彼もまた対象を愛さなければ完全な栄養を得ることが出来ない。
見目の良さや人当たりの良さから義両親をはじめ彼に好意を寄せる者は多いが、何より彼に力を与えてくれるのは愛おしい妻と子ども達の存在のようだ。
「完全な栄養」を得る事が叶った際に潜在的な力が引き上げられ、それまでより筋力や魔力等のステータスが向上した。
ある一定の年齢までは普通の速度で成長するが、それ以降は人間よりも老いる速度はかなり緩やかで、寿命を迎える頃になっても50代程の見た目に留まっている。寿命は平均120~140程。
【魅了】
その通り対象を誘惑する能力だが、本来の意味で使うことはなく戦闘の際敵の動きを止める・幻を見せる・偵察の為に小動物を操る目的で止むを得ず使用される。基本的に視線を合わせる事で発動する。
♥素敵なご縁をいただきました
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✦次世代
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「母さんと出逢う前まで俺は、こんなにも恵まれ、幸せになれるとは思っていなかった。これからどんな道を歩んでも、貴方達は俺と母さんの大切な子どもだ。いつでも帰っておいで、…愛しているよ」