北の空に三ツ星が輝いた。その光にどうしてか最初の記憶を思い出す。
　初めて読んだ本、旅を終えた主人公たちは帰路につく。

　ーーああ、私も家に帰りたいな。お母さんに聞かせたい話がこんなにいっぱい。

　でもどうやって帰ろう？ムムントは風任せだから来た時のようには頼れない。

　星が照らす空の青に思い出すのは、大きな海。
「……遠征隊の船、海まで出れば見つけられるかな」
　翅持つ筆記具の人造妖精は星明かりの大地を離れ、風に乗って羽ばたいた。

◆非公式イベント「最後なら君にもう一度」（pixiv #80152808 »）

◇cast
エフェメラ・セラ（pixiv #79305052 » /表紙中央下）１～２番目のユフィがお世話になった近所のお姉さん。
２番目のユフィは彼女の影響を受けて読書が好きだった。

ユフィ(pixiv #78960899 »)エピローグ
原初の星光石を前に生まれた最後の「ユフィ」
母体の残りページはわずかとなり、彼女の記述で本は完成する。
この後に系譜が続くことはない。

短くて長い旅の最後に、里心がついた。
小さな手には実りと土産話がいっぱい。

だれにも知る由はないが、角笛のトライエコーズ(pixiv #78952897 »)の奇跡に強く影響を受けている。
はばたきのあとにキラキラ星屑のような火花が落ちる。
最後ならもう一度会いたい「君」は「母親」。

◇とってもメタな補足
ダンパには出席したいのでダンパまではどうもなりません！！！！！！あとがないだけで元気！大丈夫！！

◇不都合ありましたらスルーおねがいします！！
◇企画元　PixivファンタジアAOS（pixiv #78509907 »）