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Artist's commentary
ヒガンバナ
あらすじ
戦国時代という乱世を経て、江戸幕府は264年もの間平穏を保ち続けて来た。
長期に亙る泰平の世は、勿論政府が表向き施行してきた数々の政策に因る部分が大きいが、その裏では様々な暗部組織が幕府に仇なす脅威を排除してきた。
その頂点に立つのが「八咫烏」だった。八咫烏所属の少女により構成される殺し屋集団「ヒガンバナ」は、市井に溶け込み、重大な犯罪事件を未然に防いできた。
幕末、ヒガンバナ京都本部の構成員たきなは、任務中命令を無視したことにより、倒幕派幹部暗殺計画を露呈させてしまった。たきなは江戸城内に位置する洋風レストランを装ったヒガンバナ支部に異動され、そこで従業員兼「江戸最強のヒガンバナ」と名高い千束と行動を共にした。功績を上げて本部に戻るつもりだったたきなは、当初はヒガンバナの仕事と全く関係のない雑務ばかり任される支部に強い疑問と不満を抱いていた。しかし千束とバディを組む中、彼女は様々なことについて学び、己の執念を捨て去った。
2人が殺伐とした世の中で一般人として暮らす中、1868年京都郊外において、日本の歴史を変える戦争が始まった...