奮闘する賢者の背に向けて放たれた砲撃を、逆手に構えた紅き刃で打ち払った男の顔は、彼の仕える若き皇帝の面影に酷似していた。「俺が引き受けている間に、進むがいい、皇帝陛下の為に」その声音すら、皇帝の間近に接した事のある賢者でなければ聞き分ける事が難しい程に似た色を帯びている。ただ、男の目は深い影に彩られていた。「この俺の身体に流れる影色の血も、あなた方の熱き血に紅く染まって行くようだ」　問われてもいないのに自分語りが多い男だ。ほうっておいていい。■男の名はシリウス＝シャドウウィンド。幼き頃よりルーカス二世の影武者となるべく育てられた影の一族に連なりし者（自称）。城の奥深き闇に育った彼は、はじめて己の意思で大地を踏み締め、戦う───■お借りしました！公式キャラより、ルーカス二世と、廃墟の賢者ユエイリアンさん【pixiv #16376482 »】■関係者：何故かついて来ておしつけがましい事を言って来る人…ジャスティスソード【pixiv #17829176 »】、名前のなかった俺に星の名をくれた少女…ティアドロップス【pixiv #17874248 »】、賢者の瞳は眩しくて見つめられなかった…と一人語りに言われ続ける人…ユエイリアンさん最終章コスかわいい【pixiv #17638054 »】■キャプション随時編集！滑り込みいいいい