「――やっぱり、選んでください」
「――どっちを好きなのか。気持ちを確かめてほしいです」
これから、二人がどうなるかわからない。けど、気持ちに嘘をついて、ぬるま湯に浸ったままでいる。それだけは、きっと間違いなんだろう。
決めるときが、来た――。
「わかった、選ぶよ――」
【第5巻了】
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