Artist's commentary
サンデーサイレンス妄想 その1
そのウマは・・・誰の祝福も受けずに生まれた・・・
みすぼらしく痩せた貧相な体躯、奇形な足、病弱で何度も死にかけ、人間嫌いの荒い気性・・・
事故で仲間を失い、不格好で気性難な彼は誰からも求められず、買い手もつかないまま、
かつての持ち主にすら捨てられた・・・
それでも彼は走った、他のウマへ向かう歓声や自分への罵声を
押しのけるような力強い走りで、ほんの少しのチャンスに喰らいつき続けた。
そうして無名だった彼は周りの喧騒を跳ね除け、異例のダービー二冠馬に輝いた・・・
サンデーサイレンスの当時の話を調べれば調べるほど、
圧倒的逆転劇で、本当に主人公だしカッコいいなと思った。
絶対需要無いのは分かってたけど、個人的に描きたいので描きました。
個人的にあったらいいなって設定
・左目は、父親であり気性難で有名なヘイローと同じ色で、本人はそれをコンプレックスに思っている。
・すぐ内股になる(後脚の飛節が両後脚がくっつきそうなくらいに内側に湾曲していた)
それが嫌でいつもがに股ですごしている
・左目の傷は輸送中の事故の後遺症、この事故で彼だけが一命をとりとめた。
・自分の不格好で貧相な見た目を気にしている。
・父親ほどではないが、相当な気性難。
・本人とは対照的に、高貴でボンボンのイージーゴアとは生涯ライバルである。
・血統や生まれ、ほとんど無名であった母親や、デビュー前で無名のまま事故により死んでいった仲間たちを侮辱することだけは絶対に許さない。
・噛み癖が治らず常に飴やガム、するめなどを噛んだり咥えたりしている。
・卒業後はコーヒーがまずくなるので煙草は吸わない。
・野心家で皮肉屋、育ちは良くないので行儀や口がとても悪い。
・親も相変わらず押しに弱い。
・かつての仲間や、母親を大切に思っている。
・パクパクとは卒業後に来日してからの仲、調子は狂うが内心ぞっこん。
・亡くなった仲間の勝負服の一部やピアスを付けている。
本当に好きなウマになったので実装してくんねーかなぁ・・・
アメリカ編とかあれば絶対主人公になれるのに・・・
いつかこの子メインで漫画描いてみたい。