Artist's commentary
何とかしてよ···
(フォッコ)「···ねぇお母さん、もう嫌なんだけど」
(マフォクシー)「ハァ、どうしたのよ朝から···」
(フォッコ)今日は土曜日、学校は休みだから朝から家でダラダラしてたんだけど、ふとあの悪戯猫のことを思い出してお母さんに聞いてみたの
「あの悪戯猫のことだよ、お母さんも知ってるでしょ、みんな噂してるし」
(マフォクシー)「···そうなの?、あまり外のこと興味ないから知らなかったわ」
(フォッコ)「··················お母さんって冷たいよね···」
(テールナー)「母さん、これインターン先の課題のレポートなんだけど、チェックして」
(マフォクシー)「はいはい」
テールナーのレポートに目を通す
(フォッコ)「···あれ?お姉ちゃん帰ってたんだ」
テールナーお姉ちゃんは夢を叶えるために泊まり込みで職場体験に行ってていないはずなんだけど
(テールナー)「久しぶりフォッコ、今体験先が休みに入ったから、少しの間だけ帰ってきてるの」
(フォッコ)「そうなんだ、お姉ちゃんがいる部屋、なんか久しぶりだなぁ···
て、そうじゃなくてお母さん、何とかしてよ」
(マフォクシー)「悪戯猫ってことは、ガオガエンとこの子でしょ、あいつ頑固だから何言ったって無理よ」
(フォッコ)「···いやぁ、親を何とかしてほしいわけじゃないんだけど、私は―」
(マフォクシー)「そこの子に直接言えってことでしょ、それこそ無理よ、その子の親じゃない私にその子を叱る権利なんてないの、私は先生じゃないんだし、叱るのはその子の親の役目でしょ」
(フォッコ)「···でも〜···」
(マフォクシー)「私も何とかしてあげたいけど、こればかりはどうしようもないわ」
そう言うとテールナーの方を向き「テールナー、軽く目を通したけど、結構良かったと思うわ、少しお粗末な点はあるけどそれ以外はよく書けてる、あとは向こうがどう思うか次第ね」
(テールナー)「ありがと母さん、お粗末な点ってどこ?できれば全部直して出したい」
(マフォクシー)「···そんな完璧にする必要はないと思うわよ···」
(フォッコ)「もういい!、お母さんが助けてくれないなら自分でなんとかしてやる!!」
覚悟しておいてよ!悪戯猫!!!