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Artist's commentary
カントク先生 神絵祭10周年記念展用描き下ろし 『凪の油断』
『澄んだ水の上の小舟を渚で描きたくなりました。』-カントク
2008年12月版画デビューして以来、カントク先生はしかるべきタイミングで『緑』の作品を描いてきました。版画デビュー当初、版画の制作はとにかく緑を鮮やかに出せる工房を選定し、ほかの作家とは一線を画す緑の種類の多さにファンの皆様も驚いたことでしょう。今回は神絵祭10周年を記念しての描き下ろしを依頼、まさにカントク先生の真骨頂ともいえる『緑』『光と影』『写真的構図』が三位一体となった作品が登場です。
写真がご趣味という先生の作品は、カメラで撮影するのと同様に『一瞬を切り取ったような構図』が独特なので、現代アートの写真制作を行っている工房に依頼し、写真のようなフレームに加工しています。
また、使用している紙も版画のような発色の良さと写真のような質感を出せるものを選択、その結果作品がより一層映える透明感がでました。
まさに版画でしかみることができないカントク先生の『絵のちから』を楽しみにお待ちください。