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Artist's commentary
69 願い100個
「いったい どーゆーつもりなんだ オォン⁉」
ケロマツのモモチと 相棒のメッソン シチサンを直らせ すごむバモラ。
「その足についてるのが ミミズに見えたんでし💦」
シチサンは 今にも泣きだしそうに答えた。モモチはすべてをあきらめ処刑を待つ面持ちである。
どうやら バモラのアクセサリーが誤解を招いたようだ。
「オレが着けている この輪っかはミミズじゃねーぜ!これは“ミサンガ”といって
願いを込めるお守りさ♫ その願いが叶うときには自然とちぎれるって話なんだぜ~!」
クルクルと演舞のようなキックを見せ ミサンガを掲げるバモラ。
初めて見る魔法のようなギアと キザな都会的プレゼンに、モモチとシチサンはついつい見惚れた。
「かかか…かっこいいでゲス アニキィ~✨」
キャパを越えた 立ち振る舞いを見せられ、モモチの語尾はちょっと変になった。
ボロたちにも その話は興味深いものであった。どんなお願いを込めたのか 聞いてみる。
「いろんな地方のうんめーモン食ってー、サッカー超上手くなってー、でっけー家建ててー、
ガールフレンドいっぱいつくってー、あと チャンピオンにサイン貰うだろー?そんでー…」
これは一生 ちぎれそうにないな、と みんなは思った。