Artist's commentary
猫のアルマの過去
■帝国海軍・海軍提督:アルマ・ヴェルクエル(後にリア・ラー)
■大戦末期・終結戦争において、陸軍大将マデリンジェネラルと総大将の座を争ったと言われる伝説の軍神。
作戦立案における軍師としての才覚は著しく、マデリン将軍とは旧知の仲であり士官学校時代は双璧として多くの伝説を残す人物だった。
しかし大戦末期最大の激戦地ハリカルナッソスにおいて善戦むなしくもマデリンの指向けた救援艦隊の到着を待たずして戦死。
およそ5倍の敵勢力という劣勢において提督旗下士気盛んな兵員は3日間互角以上に戦い抜き、敵艦の8割に大打撃をあたえた。(この損害が結果的に休戦協定の後押しをしたといわれている)この戦いの奮戦は後にハリカルナッソスの激戦といわれ、敵砲火の直撃をブリッジに浴び自身も右腕を失うという瀕死の重傷を負いながらも、身を案じ治療を進言する部下に「どうした・・なぜ撃たん・・まだ、敵は見えているぞ」と激を飛ばしたことはあまりにも有名である。
死後、帝国初代皇帝以来初のリア・ラーの称号を授与、御霊として転生 現在の猫の姿として
シャルロット・アドミラルの傍らで穏やかな日常を送っている。
生まれは帝国国内でも比較的温暖な南側の草原地帯、5人の兄妹の末っ子として生まれる、アルマが10歳の時には、上の兄妹達は全て戦争で亡くなっている、僅か8歳で数カ国の言葉を覚えた彼女は、末子として家徳を継ぐことになっていたが、年頃になるとアルマは愛する兄姉達の命を奪った戦争を終結させることを決意して自ら軍人への道を志願する、一般兵士として入隊した彼女だったが、その優秀さが目に止まり僅か1ヶ月で士官学校へ編入となっている、そこであのマデリンと出会い初めて自らに比肩する才能と切磋琢磨することとなる。