将軍と呼ばれるようになる前の若かりし頃の０９時代のマデリン隊長
09時代、彼女は敵・味方の兵士から「魔女」やその苗字をとって「ドラゴン」と呼ばれ恐れられていた。
かの、アーデンハイド奪還作戦では、わずか10数名の０９隊員を引き連れてアーデンハイド要塞の正面より徒歩で進行、榴弾砲と機銃掃射の弾丸の嵐のなかを僅かな煙幕を目くらましに全てをすり抜けてあっさりと侵入に成功している、当時の０９隊員は、この時初めて彼女の能力を目のあたりにしている、「それはまるで夢でも見ているようだった」（ギリーク談）「魔法か？奇跡か？隊長はまるで榴弾が落ちてくる場所があらかじめ分かっていたように立ち止まり、あるいは急に方向を変えたのよ」（マリー談）「あんなに楽なカウンタースナイプはなかった、彼女の後ろから彼女の指差す方向に狙いを定めると煙幕の切れ目から、あっさり敵の狙撃手が見つかった」（スレイ談）、０９時代の彼女については他にも多数のにわかには信じがたい逸話がある、その一つが「０９の魔女とポーカーをしてはいけない」というものでマデリンとポーカーをするといい手札はすべて彼女に集まってしまうというものだ、特別なイカサマなどはない何度カードを配り直しても自然とそうなってしまうらしく、恐ろしい強運としか説明がつかない、０９の隊員で帝国陸軍最強のポーカーの名手であるスレイ隊員もポーカーで勝利するコツについて「ポーカーに勝つコツ？隊長とは絶対に一緒にやらない事だ」と発言している、さらに「マデリン隊長は戦場でも銃を持ち歩かない」というのもある、「銃が下手だというわけではないらしい、あの人には必要ないのかもな」（ギリーク談）