Artist's commentary
紫の幻想ロマンチカ
八雲紫は考えていた。退屈をどうやって紛らわすのかについて。 というのも、もともとからさぼっている(もっぱら参謀役なのよ!というのは彼女の主張)のもあるが、実際最近自分から動くことがあまりないからである。 ・・・さてさて、彼女は気づいた。無限の瞳が見つめる暗黒。奥に広がる無限の世界に。そして風から薫る旅への誘惑。逸る気持ちが止まらない。(急かす胸を落ち着かせながら)縁もゆかりもない場所へ。いつも通ったあの場所へ。境界を越えて紫は行く。ただの暇つぶしか、それとも意図があるのか。紫の思考なんて誰にも読めない。■とかいう感じの本を、冬コミで出す予定だったのですが、落ちたのでお蔵入り。標識萌え。 追記:確かにお蔵入りはもったいないかもww