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Artist's commentary
マヨヒガの森
私はその日いつものように森に入ったんだ。いつもと気色が違うなと思いながらも、足は勝手に進んだが、気付いた時には迷っていた。しかし偶然にも、立派な門を持った屋敷にたどり着いた。薄暗い森とは対照的に、屋敷の庭には紅白の花が咲き乱れ、沢山のニワトリ、牛馬がおり、座敷には綺麗な食器が多数並べ出されていた。おまけに火鉢の火はついたままで、囲炉裏には沸いたばかりのお湯がかけてある。これは怪しいと思いつつも、迷っている私は其処を訪ねるしかなかった。・・・しかし、調べてみても人は誰ひとりおらず、呼びかけても応える者はない。私は失礼かと思いつつ暫し休息を取った後、つい出来心で什器をいくつか携えて屋敷を後にした。そしてようやく山を抜けることが出来たが、再びかの迷い家を訪ねようとしても決してたどり着くことは出来なかった。最後に金の髪の毛をした少女が見えた気もしたが、多分気のせいだろう。/ある村人の証言より ■こんなところがあれば、住んでみたいなと思いながらざくざくと描きました。文章は、一部wikiから引用してます。 ■タグこらwwwなぜ少女を疑問形にwwwwww