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Artist's commentary
【ガンダム】 EMS-07R エレバド(暗礁のヘソン専用機)
木星帝国軍の保有する高機動型MS。同軍の汎用MSバタラをベースとしている。
宇宙世紀130年代に配備が進められ、主に指揮官用としてあてがわれた。
エレバドは背面のシェルフノズルと後頭部の大型索敵センサーを活かした高速戦闘を得意としているが、130年代の木星戦役では目立った活躍はなかった。木星戦役後もバタラと共に一定数の生産が続けられ、徐々に一般兵向けとしての配備も進んでいった。
そんな中、140年代初頭に木星圏の暗礁宙域(主に不規則衛星群や火星・木星間の宙域)において「暗礁のヘソン」と呼ばれるエレバドに乗ったエースパイロットが誕生する。高い機動性や索敵能力、手から離れることのない固定兵装は障害物が多く複雑な飛行と空間把握能力が試されるこのエリアにおいて非常に有利であり、エレバドの真価が大いに発揮された。「暗礁のヘソン」は戦死するまでの間にエレバド単機で反帝国反乱軍や海賊の機体を50機以上撃墜している。
木星戦役時のエレバドと異なり、ヘソン搭乗機の左腕は実体クロー・ビームサーベルの切り替えが瞬時に行えるように腕部に回転機構が設けられ、さらに防御力向上の為に肘部にビームシールド発生装置が増設された。本人は隕石群での出会いがしらのビームサーベル攻撃を好み、それによる撃墜が全体の8割以上を占めている。