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Artist's commentary
ユグドラシル・ノア
それは惑星規模で養分を吸い上げ、自らの種子を他星系へ向けて順光速で射出する植物種。12000年前、私達人類の祖は、直径300mの種子に乗って430光年と言う距離を渡り、この星に辿り着いた。種子は人類の祖達以外にも沢山の生命種を運んでいた為、数多くの種がこの星で進化を遂げる。そして種子はそのまま発芽し、標高8.8kmの大樹となり、この星で最も高齢で巨大な生命体となった。星を渡る際に保持していた文明記録は時の風で全て劣化し読み取る事が出来なくなり、この大樹の母星に居た頃の人類が何をしていたかを伝える人間はもう居ない。この樹が再び種を実らせる時、私達もまた、この広大な宇宙を共に渡るのだろうか…。
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SFのつもりで描き始めたのに、ファンタジーになってしまった…。世界樹で箱舟って、神話が違っててちょっとマヌケ…。