Artist's commentary
らくがき キラキラもこっち
もうこれがかわいいのかどうかもわからない(´・ω・`)
なんかもうすごいかわいい気もするし人間ではない気もする…
そしてまったりしすぎて気づけば10日も経っている…
【絵のシーン】
これがどこの絵か分かった方は立派なわたモテマニア(?)。13巻の1ページ目です。
なにげに13巻で一番驚いたのはここなんですよね。あの(?)もこっちがディ…ネズミーでこんな顔するんだ?!と思いました。
夜でイルミネーションが輝いているし、ゆりちゃんがいることからおそらく花火の後、帰宅時ですよね。花火を見ていたお城も遠くにありますし。(まあ本編関係ない象徴絵なのかもしれませんが)
とすると花火の残りを見たのか、何か別のアトラクションか何かを見たのか、もこっちが何に心惹かれたのか気になります。ディ…ネズミーは帰り際になにかやってましたっけ…?
まあそのあたりは想像するしかないですが、ここももこっちの成長の一コマですね。
仮病で休んだ一年の遠足から、3年の遠足は奇跡の物語ともいえる立ち回りを見せましたからね。
もこっち本人はネズミーでも相変わらず色々やられてた感じもしますが、「いる」のと「いない」のでは大違いですから。
何気に2巻の背表紙の「理想の遠足写真」を超える写真も撮ったわけですからね。
【絵について】
地味に「絵が描けない病」です。といってもまあよくある急成長後の過渡期です。
新しい画風や技術に傾倒しすぎて昔の絵が描けなくなるっていうか、イメージが作れ過ぎて途中でボツにしてしまい、完成までこぎつけられないというか。
いわゆる魔女宅の「飛べなくなったキキ」ってやつです。
さすがに近年まれにみる成長期だったので、反動もでかいというか、全員分この絵で描き切ってみたいというか。とりあえず加藤さんとネモはもう下書きまで終わってるんですよね…
で、この絵ですが前回のゆりちゃんから線が太くなり、アクセント的な線も増やしています。
前回は線を細くしすぎるあまりリアル系によりすぎました。もともと線で見せるイラスト風な絵が好きなので、今回はややイラストっぽく描いてます。
クリアな感じは若干なくなりましたが、線を見せることで温かみのある感じになるので、その時の絵のイメージで使い分けようかなと。
髪が課題だったというか、塗りだけで見せるのは難しかったんですが、ある程度髪の束に段差を付けたり、重なりを強調して立体感を出すことでなんとかなるとわかりました。あとは上から線で髪を追加してしまうのが手っ取り早いというか、ボサボサ頭のもこっちだからできたことなのか、わりと見れる感じだったのでこれで。
目はもう完全にパターン化してしまったというか、いじろうと思えばどこまでもいじれるというか…
でもなんか最終的にはシンプルな感じに落ち着きそうな気はします。
ハイライトはいまいち。次のネモの絵でリベンジ予定。
…というわけでちょっと間が開きましたが、絵に関するいろんなことを自分の中で整理中。新しい技術と自分の味をいろいろ組みあわせて、進化中です。
なので失敗作も増えるし、醸成するには時間もかかるし、ペースはやや落ちると思います。
あと今までの絵のリテイクというか、昔の絵の描きなおしが増えると思います。
「今の私ならもうちょっとうまく描ける」ってやつです。
でもそれが絵の上達の真髄だと思います。「自分の絵を描きなおす」ってのが。
描きなおしてもっとうまく描く。それを繰り返せばどこまでもうまくなれるんですよ。