Artist's commentary
prelude overture
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From blog post:
階段状になってる鍵盤ってなんか凄いよく見るイメージあるじゃないですか。CDのジャケットとか音楽関連のイラストで。実際どんくらいあるのかわかりませんが、イメージとして。
鍵盤の階段を登ってる状況はいっぱい見るけど、鍵盤の吊り橋を渡ってる状況って見たことないなーと思ったとこから、ちょっとやってみようとなった次第です。最近あんまり屋外のシチュエーションを描けてなかったので、ここらでやっときたかったってのもありますね。
恐る恐る渡らせちゃうとあんまり鍵盤を弾いてる感じが出なそうだったので、動きのあるポーズにしようとした結果こうなりました。
ほんとは吊り橋効果(恐怖体験を共有した二人は惹かれ合いやすくなる、的なやつ)にがっつり絡めたかったんだけど、ポーズもこんなんなっちゃったし、恐怖ってよりはハプニング的なきっかけを描く感じになったので、タイトルも序曲になりました。
■取り締まりを恐れて
いちおうこの吊り橋のロープが五線譜っぽく見えるようにはしてて。ロープ五本だけだとちょっと弱いから拍子記号足してみたり。音符も足すかはけっこう悩んだんですが、適当に足しちゃうとメロディーに意味があるのかって深読みされたり、楽譜警察に取り締まられる可能性もあるかなってことで控えました。まあ、これからメロディーを作っていくんだよ、だから音符書いてないんだよってことで言い訳はできるかな(じゃあ拍子も決めさせてくれよって話だが)。
浅い知識で描いたり、画ヅラのことだけ気にして実態に即してない形で描いたりすると詳しい人に突っ込まれるんじゃないか、みたいな感覚は何にしてもあります。なんにでも〇〇警察って言い方するのは良くないとは思うけど、使いたくなる表現ではあるよね。
巷に警察増えたじゃないですか。自粛警察とかマスク警察とか、麻雀警察とか。これだけ増えると俺もなんかしらの警察になれるんじゃねえかな、なれるほど深く知ってるものがあったっけなっつって考えたりはしたんですけど、だめですね。絵描きの中では比較的芸人さんとか邦楽に詳しい方ではあると思うけど、警察名乗れるほどでもないし。道のりは険しい。なりたいわけでもない。