Artist's commentary
そえぼし最後の旅
「俺は輔星(そえぼし)――そうあれかしと生まれた男さ。なんてね」
「では語ろう。これは遠く南の地にて、秘宝を求めた三国の戦争の話だ」
「君、俺のこと雑学辞典か何かと思ってない? いいけど……」
「俺がやっても盛り上がんないからね。君の手柄にしておいでよ」
「こ、らーーーーーーーー!!!!
馬鹿馬鹿馬鹿もうホント馬鹿!
怒らせるに決まってるだろあんなことしたら!!」
「私はただ御身の傍に侍り、功績を讃える栄誉を賜りたいのです」
■ラザロ(Lazaro)
人間に見える/吟遊詩人/外見年齢20代前半/174cm
流れの吟遊詩人。
物理戦闘、芸術鑑定、値段交渉、事務作業、
軍学、サバイバル、礼儀作法、家事全般――
その他色々何でも器用にこなす。とっても博識。
社交的で面倒見が良く、善良かつ良識的。感情豊かで涙脆い。
夢見るお人好しだが、必要ならシビアな判断もできる。
根っから他人を立てるタイプ。自分のことを二の次にしがち。
各地を渡り歩き、見聞した物事を歌にして披露してきた。
今回もまた、冒険の地にて題材を探す。
* * *
とある女神――そう自称する“何か”が、気まぐれに創った生命体。
「英雄の介添え」となるよう創られ、必要な能力を全て与えられている。
自然に「英雄」を探し求め、出会い、その補佐をするように「できている」。
武術芸術医術に優れ、広く学問や作法に通じ、器用で機知に富んで交渉に長け、幸運を持つ。
ようはほぼ何でもでき、総じてともすれば自らが英雄となりうるほどのスペックを有するが、全ては英雄補佐のために与えられた能力であり、「あくまで自らは英雄を盛り立てるための存在である」という精神性が徹底されているため、歴史の表舞台に出たことは一切ない。
体の作りはほぼ人間と同じで、病気もするし殺せば死ぬ。ただし、老いはなく、稼働限界=寿命のみがある。
生まれた時から今の容姿なので、「子供時代」は存在しない。
三帝国から遠いところで吟遊詩人として数々の英雄のそばにあり、時に育て、時に導き、時にはただ賑やかして、その英雄譚を歌にしてきた。
三帝国地方に移ってもなお、その在り方は変わらなかった。
そんなある日、製造元の女神から、ほどなく役目は終わりだよと告げられた。
「……なるほど。じゃあまあ、最期までの一刹那、気の向くままに冒険でもしてみようかな」
* * *
■pixivファンタジア Age of Starlight【https://www.pixiv.net/artworks/78509907】
■幻水やFEなどのエンディングで「王国の再建を見届けた後、姿を消した。遠い国で彼の歌を聞いたという声がある」とか書かれる類の男の、最後(※本人はそのつもり)の旅です。終活旅行。
晴れやかに寿命を迎えるなりちゃっかり生き延びるなり、何かしらエモい結果を模索しながら楽しもうと思います。
絶対死にたいマンではないですので、介入してくださるのは大歓迎です。
三帝国に訪れてからまあまあ年数が経っているつもりです。
知己等ご自由に。自分が何者かについては、他人には滅多に話しません。ともすれば周囲の矜持に傷をつけることになるので。が、知ってるよということにしてくださっても大丈夫です。
また、我こそは介添えされたことがある英雄ですという方もお気軽に。
今回の旅の目的について喋るかは、お相手次第。
■補足は後日この投稿に足す形で投稿予定です。
■各章での動きなど
特別どこ贔屓というのが今のところないので、乗り物に乗せてもらったギルドや、知り合ったキャラクターさんなどの勢力タグで動くつもりです。
毎投稿ごとに勢力タグが違う可能性もあります。
・1章 → 考え中