Artist's commentary
ユニバーサル・キャリア Wasp Mk.ⅡC
絶対に実装されない(陸上兵器だからないよね?)英国面兵器シリーズ。
1940年、ダンケルクでコテンパンにされたイギリス軍は
兵器の増産が急務だった。安くて汎用性の高いユニバーサルキャリアとかは
改良すれば便利に使えそうだなぁ、と思ったイギリス軍は
それに火炎放射器を搭載したタイプの運用試験を
手下のカナダ軍に任せることにした。
最初にカナダ軍にブン投げたタイプは
燃料タンク2個が荷台に乗っかっており、運用性が悪かった。
これだとドライバーとガンナー以外乗れないし、火炎放射器の燃料が切れたら
2シーターのオフロードカーになっちゃう。
そこでカナダ軍は大型燃料タンク1個を車体後部に装備する事にした。
しかし、イギリス軍はこれに難色をしめした。
英「装甲板の外側に燃料タンク出ちゃってるじゃん!」
加「いやまあ、どうせオープントップですし・・・」
英「せやな」
これが中々使い勝手が良かった。スペースが増えたため乗員数も増え
無線機や機関銃を乗せる事もできるようになった。まさにユニバーサル。
そんなわけでこのタイプを「Wasp Mk.ⅡC」としてイギリス軍でも使う事になった。
小さな車体から火炎放射しながら突っ走る様は、これぞ英国面。
(他国にもこの手の小型車両+火炎放射器はあるけどオープントップはめずらしい)
イギリス軍が難色をしめした、防御力に関しては問題にならなかった。
個人装備で燃料タンクをしょって歩くよりまし。と言う事らしい。
※ちなみに装備している火炎放射器は有名なライターメーカーのロンソン製だったりする。