
Artist's commentary
【PFLS】編音の小鳥 シエナ【エルダーグラン】
鳥籠の小鳥と白き鴉
囀る歌が導くのは同胞の下か、戦場か
四章は「王無き国の戦い【緑】」に参戦します。
シエナ
*―――――――――
編音の小鳥(へんおんのことり)
霞ヶ森の奥のさらに奥にかつて住んでいた「トートルアの民」最後の族長の娘。
クエーレ以外を全く信用していないため、歌う事以外でほとんど言葉を発さない。
自然と動物をこよなく愛しており、他人に対しては無関心なため基本的には無害。
トートルアの同胞、またはその子孫を探し、あてのない旅を続けている。
しかし今回北方より他国が侵略、かつて同胞たちを葬った人々が再び立ち上がると聞き、戦場へ向かう。
エルダーグランに忠誠を誓っている訳ではないが、平穏に過ごす人々が戦禍に巻き込まれないように守るため。逆に、エルダーグランが侵略に回るのであれば鞍替えも辞さない。
また平温を乱す者たち(兵士)を嫌うため、戦場で出会う相手は容赦なく排除する。ただし、戦う意思の無い者は兵士とは見なさないため見のがす。
歌う事で火をおこしたり、竜巻を起こすなどの攻撃が可能だが、基本的にはクエーレに対する強化、修復、サポート魔法と、自己防衛魔法がメイン。
145cm/♀
クエーレ
*―――――――――
森の守護精霊
族長付きの守護精霊。中身は空だが、甲冑の内側に「守の譜(もりのふ)」が刻まれており、それによって稼働している。
意思もなければ言葉を発することも不可能。
シエナを守り、また彼女の剣となる事のみが"それ"に許された行為。
210cm/性別不明
――――*トートルアの民*―――――
霞ヶ森の奥のさらに奥、外界と隔絶された地に彼らは住んでいた
彼らは歌を愛し、精霊に愛され、秘められた地で皆平和に生きていた
―――そう、あの日、外の者らに狩りつくされるまでは…
歌を歌う事で魔法が使える種族。
個人個人で得手不得手はあるものの「生き物に対する魔法(傷を癒す、植物の成長を早める等)」以外の魔法(火を起こしたり、風を操ることで物を動かしたり、雨を降らせるなど)は皆一通り歌える。
「生き物に対する魔法」=「生編の章(せいへんのしょう)」を歌えるのは族長のみで、今はシエナしか歌えない。
※石や剣と言った“物”の修復、強化等は誰しもができる。
「生編の章」には「生命を操れる→死者を復活させることができる」という噂があり、それが原因で彼らは狩られる事となった。実際にそんな事ができるのかは族長しか知らないため不明。
当時の族長(シエナの父)は娘に歌と守護精霊を託し、森の外へと逃がし自害した。
民の大半は争いを知らなかったため、そのほとんどが殺されるが自害したか捕虜になったという。運よく逃げ延びた者もいるという。なお、この事件は何十年か前の事である。
なお、トートルアの民は皆長命であるという。
小話
とある旅人の手記-森の中の小鳥たち-【novel/10730367】
小鳥の夢【novel/10781373】