Artist's commentary
さようなら、サイコーのライバル
しばらく振りにとび森を起動した私は、またいつものようにマコトを家に招いて一緒に部屋で腹筋をしたり、マコトの家に行って魔の巣窟となったタンスを整理しなさいと叱ったり、延々とリアクションをして遊んだり、他愛のないお手紙の交換をしたり、おいしいオレンジを食べさせてあげてマコトを笑顔にしてあげたり、出会うたびに声をかけまくって「おー!ぐいぐいくるなー!ホントに!」と苦笑されたり、家具の交換をしたりタイムカプセルを一緒に開けてマコトの思い出に触れたり………そんな幸せな日々が待っていると思っていました。 ―――――しかし、時の流れは無常にも私とマコトを引き裂いたのです…… ふと目を向けた地図の上に、彼の家は記されていなかったのです。私は何かの間違いだと思い、マコトの家へ向かい一直線に駆け出しました。きっと何かの間違いだ。この橋を渡って、オレンジ色のコスモス畑を抜ければ、そこには彼の家があって、きっと、きっと元気に、笑顔で挨拶をしてくれるはずなんだ!! ――――そう信じ息も絶え絶えに顔を上げた私の眼前に広がっていたのは、ぽっかりと空いた正方形の空き地でした――― 泣きながら家に帰りマコトからのさよならの手紙を読んだ私は、この受け入れきれない悲しみにそっと電源を落とし、3DSを封印したのでした………うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああマコトおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおマコトおおおおお帰ってきてよマコトおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああマ”ゴドあああ”あああ”あ”あああ”あああああああああああああああああああああああああああああああああ”あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!