Artist's commentary
#68 ロスト・シンデレラ
「あ、あれ…」
起きると、彼女はそこにいなかった
「そういうこと…なんだ
う…うぅ…」
涙が止まらない。彼女の居たスペースには何も無い
仕切りのカーテンだけが彼女との生活の痕跡を示していた
ずっと、一緒の日々が続くと思っていた。なのに
(色々言っちゃって、悪いことしちゃったかな)
時刻は昼前になっていた 昨夜はあの後しばらく起きていたけど
いつの間にか深く眠ってしまったらしい
せめてお別れの際に一言何か言ってあげるべきだった
もう、彼女のことは忘れるべきなのだろう
そう思って大の字に寝た
しかし、駄目だった。頭の中が彼女のことで一杯になってしまって
忘れようとすればするほど、彼女との思い出が頭を巡る
そうして何時間も、ただただ思い出しては涙を流していた
駄目だ!大好きな人をすぐに忘れろなんて、それは無理ってものだ
諦めるとか、絶対に出来ない
自分の幸せは 彼女がいてこそなんだ
「確か、新居は駅向こうって言ってたよな…」
ちょっと、顔を見るくらいなら。
しつこいと思われるだろうか…
--English--(間違ってたらすみません
Title
She disappeared.
「Oh...」
The next morning
There was nobody there.
「Maiko!」
the tears were overflowing down my face.
「I wanted you to be beside me!」
I think very tenderly of you.
I can't live without you.
...It is still too early for me to give up.
1. I can't wait to see you!
2. I’ll let her go.
3. I'll find a new love make a phone call to Megumi