Artist's commentary
自然
右はpixivにも掲載しているもので、左は練習にポートレート風に描いてみたものです。
最近本当に気温も高くなり、すっかりと夏の様相になってきましたね。
この連休部屋の中で過ごされるという方も熱中症対策は怠らないように過ごしましょう。
さて、夏といえばやはり海なのですが、
皆様はお盆は海に入らない方がいいという話を聞いたことがありますでしょうか?
私は小さい頃に母や祖母に「お盆は亡くなった人が帰ってくる日で、海はその人たちの通り道だから生きている人たちは入っちゃダメなんだよ。入ってしまうと足を引っ張られちゃうからね。」とよく言われたものです。
霊的なことにはとんと無知なので今でもこの言葉はピンとこないのですが、どうやらこれにはちゃんとした意味があるようで、お盆時期は潮の流れが岸から沖向きに、いわゆる「離岸流」というものがよく発生するからだそうですね。
「お盆時期に海に入ると霊に足を引っ張られる」というのはこの離岸流のことだったようですね。
「雷が鳴ったらへそを隠せ」もそうですが、先人はうまくものを例えるものだなぁと感服するばかりです。
※離岸流という言葉ができた後に例えがされたかは定かではありませんが・・・
僕の住んでいるところが海に近いという事もあり、小学校の頃は授業の一つに「離岸流」のお勉強なんかも組まれたりしてこの時期になると学校だけでなく地域全体も緊張感が適度に高まってきていたものです。
それでもお盆時期でないとまともに休暇がとれないという人たちにとっては、こういう日でないと海に入れないという方もいらっしゃるでしょうから「この時期には入るな!」など言えませんし言うつもりも毛頭ございませんが自然は何が起こるかわかりませんから、せめてそのことを頭の片隅にでも置いていただいて、適度な緊張感を持って楽しく遊んでもらえればと思います!
それでは良い夏を!