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Artist's commentary
戦艦「陸奥」
長門型2番艦。ワシントン条約会議で完成艦として保有を認められ、世界のビッグ7の1艦となった「陸奥」は「長門」とともに最強の戦艦部隊であった第一艦隊第一戦隊に編入された。太平洋戦争では他の戦艦と同様にさしたる出番もなく、トラック泊地から内地に引き上げたが、昭和18年6月8日に呉沖の柱島付近で停泊中に謎の爆沈を遂げた。第三砲塔の弾薬庫の爆発によるもので、乗組員の放火説も出されたが、生存乗組員の弾薬庫の温度が上昇し警報ブザーが鳴っていたとの証言もあり、慣れ・怠慢・油断・過信といった職務規律のゆるみから生じた人為的な発火説も取り沙汰されている。