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Artist's commentary
黄昏時の邂逅
君の名は。見てきた記念に描きました! 中盤の転換以降ずっと涙が止まらなくなって涙腺が壊れたのかと思いました。訳も分からず涙が頰を伝ったのは初めてでした。 平行世界、時間軸、といった単語で語られがちなSF用語を組紐という例えで説明していたのが個人的にグッときました。 一葉おばあちゃんの言葉もただの伝承ではなく実体験を伴ったものですごく説得力があったのも良かった…。 単なる歴史改変ものとは違い、組紐を一度解いて組み直す、という解釈で見るとストンと気持ち良く自分の中に入って行きました。 あと死=感動、恋愛=ラブラブチュッチュみたいな浅い風潮に囚われない脚本がとても良かった。 新海誠だからラストシーンでお互いのことを何となく探してもやっとさせたまま終わるかと思いきや、ちゃんと向かい合う電車の中で見つける。そこから走り回って探し会う二人。でもまた階段のシーンでは何事もなかったかのようにすれ違ってしまう。こんなに「新海誠だから」でハラハラするとは思わなかったです。
■9/7総合デイリーランキング6位・イラストデイリーランキング5位ありがとうございます