Artist's commentary
Pt別荘日記:手は、抜けません
■コウキ君が飛び出していった後、シロナさん達は四天王の控え室へ。 ■「シロナさん、なにやら騒がしかったみたいですが……」「良かった、ゴヨウ、オーバは!?」「ニコニコしながら“出番だッ”と出て行きましたが、なにか……?」「テロが起きるのよッ!」「テロ……穏やかじゃないですね」「彼女の耳にも入れておかないといけないのにッ」「……彼女、挑戦者の少女ですか」「そうそう! 今ジムリーダー達を呼びにコウキが走ってるの。あたし達も意思統一と情報共有しておきたかったのに……」「詳しい内容を教えて頂けますか?」「実は……」 かくかくしかじか 「……ナナカマド博士、老害ですかねぇ」「博士の真意は分からない。だけど、一般の観客が入っているあたしの引退戦が戦場になることは間違いないと思うの」「そうですね、挑戦者のリーグ戦はクローズドの空間で行われますから、そこに博士が乱入してもアピール度は低いでしょう、彼が意思表示する“何か”があるのなら、ですが」「だから、それまでに対策を練らないと……」「……つまり、少なくともコウキ君が戻るまでリーグ戦が続いている必要がある、と?」「うん、そこまで時間をひっぱらないと……」「彼女がオーバに負ける可能性もありますね」「……」「それに、シロナさん、私にわざと負けろ、と? ……私の職務は彼女の力の判断。そのための四天王です……手は、抜けません」「……ごめん……」 次の話【pixiv #3881314 »】前の話【pixiv #3819890 »】 ■最初の話【pixiv #1708805 »】 ■中3日開きました>< ■[追記] かっこいいよ……彼は一本筋の通ってる人と見た! それでこそ四天王……四天王はやっぱりでーんと構えてて欲しいっす^^ わりとカットされたオーバ……オーバ氏の見せどころは次回にて! 口と目に……彼、めちゃくちゃ女顔かもです♪ 老害呼ばわり……以前は普通だったということかも