Artist's commentary
或る初秋の夜
浴衣可愛いですよね。江風が好き過ぎる嫁からのリクエスト。
個人的には名取と朧推し…
◆9/11 9時半頃追加
↓以下完全に妄想です 勢いで書きましたハイ 適当に流して読んでね↓
――ぼさっとしてるとおいてくぞォ?
ゆれる林檎のような髪と青空のような海のような澄んだ瞳が見据える。
鎮守府の夏祭り…いや初秋祭り(?)
そもそも祭り自体がこの鎮守府内初めての催しだった。
夏の大規模作戦に疲れきった提督と艦娘一同は、久々の娯楽に体は疲れきってはいるものの
心はとても弾んでいた。
毎年敵は夏に大規模な攻撃をしかけてくるので
艦娘達は夏祭りなんぞ行ったことがないのだ。
今夏はなかなかの激戦で、撃破記念と称して
総司令部の方から特別に用意されたのがこの初秋祭り。
まあ長いこと祭りなんて行ってなかったし、たまにはこういうのも悪くない。
そして目の前で浴衣と狐面と林檎飴と綿菓子と金魚と水風船と
どこかで見たことのあるようなシンプルなお面を装備している彼女は、
今夏から鎮守府に来た新人さん。
だいぶこの鎮守府にも慣れたみたいで姉達とも仲良くやっている。
――腹減ったなァ、流石に飴じゃ腹はふくれないか
どういう訳かこの祭りを案内することとなった。
――お、白露の姉貴!たこ焼き一口くれよー
一口と言いながら2個3個と食べていく…うぅ美味しそうに食べるなあ
こっちまでお腹が…と視線を変えれば絶望した姉の顔。後で買ってあげるね…
――サンキュな姉貴!じゃっ
笑顔で走り去る彼女、そしてすぐ怒鳴り声が聞こえる。
取り敢えず後で奢ることを告げてから彼女を追いかける。
結構走った後、追いついた頃には海まで来ていた。
息切れして、体力無いなあとつくづく思っていたその時…
――ほぉら提督、江風を案内してくれたお礼だ!見ろよっ!
振り返る彼女の後ろで色とりどりの華が空に打ち上げられた。
海にも光が反射してとても綺麗だった。
空と海が、一つの光となり、戦いの火花のようで、違うこの美しさ
守りたい場所が、守りたい人が…全て愛しいように
横でいたずらに彼女の笑う顔が、同じくらいに綺麗だった。
遅れた夏の輝かしさが目下に映しだされたような、そんな夜だった。
…みたいなwなんだこれは…