「お前のつくったカレーがないと頑張れないんだよ…」「…知ってるわ」「だ、大丈夫ッ…こんなこともあろうかと、こっそりトレーニングをしてた…からなっ!」「…知ってるわよ」「…霞は何でもお見通しなんだな」「…うちの司令官が、愚図なだけじゃなく、こんな大馬鹿だったとは知らなかったわ」そう言い放つ彼女の瞳は、ゆらいでいた。