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「こんな辺境に湯治があるんですねぇ……降りる時にまた汗かきそうですけど」「谷側が男湯だ。上がったら東屋で待っておれ」

温泉峡…………標高2000米程度の山から湧き出る温泉スポット。サイフォンを利用した超上古文化の高所灌漑技術の副産物とも、天然の間歇現象とも言われている。電氣を引いた東屋を設置し、無人湯治として営業してる場所も多い。