「すまないな、いきなり呼びつけたりして」
「いえ、おかまいなく。それで、話したいことと言うのは…？」
「お前ん所、ルリとヒスイが産まれて、今まで以上に忙しくなっただろ？私やパチェも一応ある程度の面倒はみてはやれるが、やはり専属の世話係をつけたほうがいいんじゃないかと思ってな、新しく雇ったんだ……が、な」
「なんだか歯切れが悪いですね」
「あー…うん、実際会った方が早いだろう。いいぞ、入れ」
ガチャ
「失礼いたします」
「！？咲、夜…さん…じゃないよな、でも、よく似てる…」
「私も最初見たときは腰が抜けるかと思ったよ。でもな、驚くのはまだ早いぞ」
「まだ何かあるんですか？」
「ああ。咲妃、どうだ？」
「は、はい…最期に看取った時と比べるとずいぶん若いですが、間違いありません…！ああ…父さん！逢いたかった…！」
「………はい？」
「お前は“平行世界”って知ってるか？」
「こことは位相の少しずれた別の世界…いわゆるパラレルワールドってやつですよね？あのときああしてれば、みたいな別の可能性の……え？まさか…」
「察しがいいな。その通り、咲妃はな、その平行世界でお前と咲夜の間に産まれた娘だそうだ」
「………はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！？？？？」

この話、どこまで続くんだろうな
よし、ドライブ始まるまで寝る！