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Artist's commentary
原作崩壊した島風の漫画
「かけっこ」
かけっことは鎮守府内に建設された運動場で日々行われている公営競技のひとつである。
かけっこには艦娘ならば誰でも自由に参加することが出来るが、基本的には戦闘後、保護したはいいが、実力不足や資材節約のため、どこの海域でも使われることのなかった艦娘や、カスガダマ沖やサブ島沖といった高難度海域での戦闘についていけなくなった艦娘などが参加しており、またそういった艦娘達が参加することが半ば義務のようになっている。
掛け金は現金、またはボーキサイトのみで受け付けており、給金や配給で得られるボーキサイトを溶かす正規空母や航空戦艦も多くはないという。
深海棲艦に対抗できる唯一の戦力であることや、一部の左翼系団体、某隣国からの工作員などから身を守るということもあってか、艦娘達は外出を基本的には許可がされておらず、国民の税金で運営されいるが故に娯楽の少ない鎮守府では「かけっこ」は非常に人気のあるイベントの一つである。
その盛況ぶりは、某正規空母(仮名S)のような普段はおしとやかで売っている艦娘が狂乱するほどであり、その魅力に取り憑かれ、身を滅ぼしてしまう艦娘も少なくはない。
会場は外部からは一切見えない位置に建てられており、その内容が故に軍関係者以外には秘匿されていたが、先日某潜水艦少女(仮名I)のツイッターでの情報流出により、インターネットで炎上。
しかし、艦娘の中でも最古参である戦艦系特定指定暴力団霧島組の組長、霧島が介入したことにより、一連の事件は謎の沈静化の一途を辿った。
様々な憶測や噂が未だインターネット上では流れているものの、某匿名掲示板等ではこの一連の事件を「霧島事件」と呼び、絶対に語ってはならない話題と化しているようだ。
島風はそんなかけっこ界のエースである。