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白亜の砂海を吹き出す黒煙と共に彷徨う獣があるという
砂に埋もれたかつての都の亡骸と生命の残骸を轢き潰して
獣が何故白い海を彷徨うのか、それを語るものはもうどこにも存在しない

■黒雲ムズターグ・アタ
砂漠にたどり着いたアムダミナの先遣隊が発見した、亀に似た巨大な獣。
巨獣の背からの「おとしもの」は、かつてそこで暮らしていた者がいたことを示している...