Artist's commentary
Untitled
いたずらがき。
「帰れってば!」
「私だって今年はありすちゃんと遊びたいの!」
猫まりさと神綺の喧嘩に、猫ありすは深い溜息をついた。
どうやら猫まりさは、神綺に猫ありすを魔界に連れ去られるのではないかと心配しているようだった。だからなのかそれを阻止しようとしっかり猫ありすにしがみついて離れない。
「ねえ、まりさ。そろそろ腕とか疲れてきたんだけど…。」
「駄目!神綺が帰るまで駄目!」
猫ありすの言葉にそう突っぱねる猫まりさ。
「ありすちゃんから離れて私に渡しなさい!」
それが気に入らないのか怒る神綺に、猫まりさは大きく舌を出した。
「ヤなのぜ!!」
「もう…、二人ともいい加減にしてよ…。」
騒がしい二人に、猫ありすはもう一度深い溜息をついた。
…という話を猫まりあり物語で描こうとしたが、ダイアロス島のクリスマスが爆発したのでなくなりました。