１９６１年４月１２日、人類初の有人宇宙船・ボストーク１号がソビエト社会主義共和国連邦･バイコヌール宇宙基地から飛び立ちました。乗っていたのはユーリイ･ガガーリン、人類初の宇宙飛行士です。この日は４０億年前に地球に生まれた生命が、自らの意思で初めて母なる大地を離れた記念の日となりました。ソビエト宇宙開発の責任者、セルゲイ・コロリョフはガガーリンが無事に生きて帰る確率は５０％程度だと思っていたと言われます。それでも彼らは自ら生み出した宇宙機を信じ、ガガーリンは彼らの想いをすべて背負って宇宙へ向けて飛び立ちました。そして人類としての新たな扉を開いたのです。この精神こそが人類を前へと進ませる尊い力ではないでしょうか。　　　…そして２０１１年の今年は人類が宇宙へ初めて飛び立ってから５０年、半世紀の節目の年となります。それを記念する意味でこのイラストを描かせていただきました。いつか人類が…遠く地球を離れて、勇気をもって大きな宇宙へ飛び出していく事を期待したく思います。