「お？　何だ、お前まだ諦めてなかったのか？」「げっ！？　白黒！！　それに紅白もっ！？」「あんたの知り合いなの、魔理沙？　あんまり変なの連れてくると、霖之助さんが怒るわよ？」「私の記憶が正しければ、もともと霊夢の客だったはずだぜ？」「憶えてないわ」「ひどいっ！？」　「これで見えますでしょうか、お嬢様？　とても可愛らしいティーカップですわ。店主さんのお気に入りだそうです」「ふぅん？　まぁまぁね。特に、割れてないあたりが」「はい、割れていませんわ。まだ割ってませんので」「割れている前提で話さないでくれ・・・」「柄もとても良いですわ、落ち着いた雰囲気が出ていますし。あと、店主さんのお気に入りだそうです」「・・・咲夜的にはそこが重要なのかしら？」「はい。　そのような事はありませんわ」「・・・どっちなのかしらそれ？　まぁいい。店主、これを頂くわ」「毎度ありがとうございます」「あとその手にしてる物も。いくらなの？」「御目が高い！　これは本来、冥界にあるはずの貴重な道具なんですよ。ただ―――」「あ～～～～っ！！　何してるんですか！　勝手に売らないで下さい返してくださいっ！！」「・・・とまぁ先客がいてね。まだ売るわけにはいかないんですよ。　妖夢、君は口より手を動かすんだ」「じゃあそこの半人前の、言い値の倍出せばどうかしら？」「・・・・ふむ、それなら「だから売らないで下さいっ」・・・むぅ・・・わかったから手を動かしなさい。今日中に掃除が終わらないよ？」「分かってますよやりますからちゃんと返してくださいね！！！」「分かったから手を動かしなさい」　　　　　　　香霖堂は　今日も平和です。　　　　　　　　　　　　　■ ■　一度 東方香霖堂の登場キャラを、描けるだけ描いてみたいと思ってました。何とか描きましたが、阿求まで描けませんでした・・・・ショック・・・