Artist's commentary
帝国軍飛行士と魔法使い・Ⅱ
「おっと、2年ぶりだねチビッコちゃん。明けましておめでとう」 「はい、おめでとうございます将校さん。うちの飛行機お役に立ちました?」 「ああ勿論! 数え切れないくらい出撃したけど、ついにただの一発も被弾せず無事内地帰還さ。キミのお払いのご利益としか思えないよ、本当にありがとう」 「うふふ、そう言っていただけて、とっても嬉しいです」 (でもあれだけ敵機を落とす機会があったのに、結局一機も撃墜できなかったんだよな。おかげで隊長からは白眼視、新型機も貰えなかったし……ハッ、これってもしや魔法使いの呪い? あの子たちと関わった飛行士は時折こんな不可思議な事が起きるっていうしな……いやいや、自分の未熟をあの子の所為にするな。何とかしないと、飛行隊から放り出されちまうぞ……!) ■東京湾、1941年(昭和16年)1月1日。 ■pixiv #24121997 » の続き。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。