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Artist's commentary
富士と松と狒々達磨
昔々の石油(イッシュ)地方、山奥には人を食べるという狒々達磨が棲んでいると言われていました。ある日のこと、一人の村人が血相を変えながら山を下りて言いました。「ひ、狒々達磨じゃあ…!」それを聞いた村人たちの顔は一同に青ざめました。そして狒々達磨がやって来ると、村人たちは恐れをなして逃げ惑いました。ところが狒々達磨は、いかりまんじゅうを一つ手に取り、そのまま山奥へ去って行きました。それからその村では、いかりまんじゅうを山に向かってお供えするようになったそうな。めでたしめでたし。◆素敵なタグをありがとう!