Artist's commentary
ヤマメ九九式
多脚つながりということでヤマメちゃんに持ってもらいました。南方では狙撃に用いられたこともあるようです。最近はFPSにもよく登場していますね。中国国民党軍が輸入していたチェコ製ブルーノZB26軽機関銃は国産の十一年式軽機関銃よりも堅牢で扱いやすく、日本軍にもよくろ掴使用されていました。このZB26を参考に開発されたのが九六式軽機関銃です。そしてこの九九式軽機関銃は九六式軽機関銃の仕様弾である三八式歩兵銃等で使用されていた6,5mm弾から九九式短小銃等で使用されていた7,7mm弾に改められています。他にも仕様弾の変更により弾倉の形状が変わっていたり、銃口のラッパ型の消炎装置が標準装備されたり、ほ撃の際に使用する単脚が銃床に追加されていたりします。九六式・九九式共に銃身内部に施されたクロームメッキにより他国の軽機関銃とは比較にならないほどの銃身寿命を獲得しています。精度も良好で専用の2・5倍率の照準眼鏡を装備することもできました。