翌日、いつもの様に僕らは同じ寝床から出て、そして、食卓を共にした。「ぱんで、あるな。我にお任せを」と、簡単な事を布都ちゃんが手伝ってくれる。そろそろ布都ちゃんが居るのも普通になってきた。彼女を泊めた時、どうすればいいかと戸惑ったけど、ほんの少しいい方向に行っていると思う。僕自身もほんの少し、緊張が抜けたと思う。暫く、朝食を取った後、僕は4回目の布都ちゃんからの送り出しを受けて、家を出た。そして、いつもの様に仕事を終え、食料が枯渇していたのでそれを買って、帰路についていると僕を呼ぶ声が聞こえた。声する方を振り向くと、ぱたぱたと妖夢さんが駆け寄る。やぁ、妖夢さん。と僕が挨拶すると。「はい、「」さん」とにこりと微笑み、僕の隣について、妖夢さんは僕と歩みを合わせて、僕らはいつもの様に帰路を共にする。今日も里に下りているの？大変だね。と僕から話を始めた。「いえ、いつもの事ですから」とはははと笑う妖夢さん。きっと彼女の主人から急に食べたい物をせがまれて、急いで人里まで来たのだろう。こう毎日だと少し可愛そうになる。そして、今日も僕らは、身の回りの事とか、里での流行物の事とか、そんな他愛の無い話をしながら、歩みを進めていた。「あの、今日も・・・「」さんの自宅に布都・・・さんがいらっしゃるんですよね？」と話題が切れて会話が途切れ始めた時、少し声音が変わった様に妖夢さんは話題を変えた。そうだよ？居候だからねと答えると、そうですよね。あはは・・・。と妖夢さんが、答える。「あの・・・私にも何か出来る事ありませんか？」と妖夢さんが聞いてきたけど、僕はこれといって考えつかなかった。その旨を伝えると「そうですか・・・」と呟いた後に「あの、その買い物袋の中身・・・」と妖夢さんは僕の買った品を見た。「いつも、思うのですけど、「」さんってインスタントばかりじゃないですか・・・」と妖夢さんが少し非難めいた目で僕をみる。いつも妖夢さんに言われているのだけど、どうも一人暮らしになるとね。「それ、ちょっと酷いですよ。布都さんにも・・・。」と呆れた様に溜息をつき、そして何か閃いたかの様に、「明日、私が作りに行きましょうか？。」と僕に聞いてきた。僕は妖夢さんに迷惑はかけられないと言ったけど、「「」さんの役に立たせて欲しいんです。・・・友人ですからね」と言われて、結局お言葉に甘える事になったわっふるわっふる