夏の日差し輝く見滝原の海辺、願わくば、節操のない闖入者によってこの平和が乱されなければいいのだが。

「見滝原港の魚は、このアングラー・さやかちゃんがガンッガン釣り尽くしちゃっても、別にいいよねっ♪」
「面白いわね。疑似餌で負けても、私のラインは特別中の特別よ？　どちらが優れているか競い合ってみるかしら美樹さん…！」
「飽きたわ。つまんない。」

「ね。杏子ちゃん、釣れてる？」
「…頼む、あたしの一人優雅な休日を返してくれ。」

※｢魔法少女たちの砲火後｣シリーズ第2弾、こちらもニコ静からの転載です。…元をただせば、このネタを思いついてしまった事が、このシリーズを始めたきっかけでした…。