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Artist's commentary
ドラゴンと少女のお話
海のそばにパフという魔法のドラゴンが住んでおりました。パフのもとへ1人の少年が、面白いおもちゃを持って遊びに来るようになりました。1人と1匹は秋の霧立ちこめるホナリー島でいつも楽しそうに遊んでいました。ある日1人と1匹は船に乗って旅に出ます。高貴な王様王子様は彼らに出会うとおじぎをし、パフが大きな声で名を呼ぶと、海賊船は旗を降ろしました。ドラゴンの命は永遠だけれど、少年は子供のままではいられません。ずっと遊んでいたおもちゃも、やがては別のおもちゃにとって変わられます。ある暗い夜、とうとう少年はパフのもとへやってこなくなりました。その日から無敵のドラゴンが大声で吼えることはなくなりました。悲しみでうなだれるパフの緑のうろこは剥がれ落ち、昔遊んでいた桜の道にも行くことはなくなりました。大事な友達がいなくては、もう勇気も奮い起こせません。無敵のドラゴンのパフは悲しそうに自分の穴へ帰っていきました。***********************1人の少女は迷い込んだ1匹のドラゴンの運命を知り、一晩じゅうずっとそばにいて過ごしました。おかげでドラゴンの心は癒され霧の湖は海にならずに済んだのです。**********************************************…ある有名なドラゴンのお話に、ちょっとした続きをつけてみました。私はこのドラゴンの曲を中学生の頃音楽の時間に習いました。知っている方がいたらうれしいな…^^ (ご存じなくて「フーン」状態になってしまったらごめんなさい;)