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Artist's commentary
宇宙戦艦ヤマト2049
艦の半分の赤い塗料にはガミラスの使用するレーダーの波長に合わせた特殊な欺瞞剤が混ぜられておりもしもの時にはこの面を相手に向けてステルス戦術をとる(半分だけなのは生産が間に合わなかったため)また火星や地球の軌道上では可視光域での迷彩塗装としても働く。艦中央部の艦橋とミサイル発射塔(俗に煙突と呼ばれる)はそれぞれ逆方向に回転して居住区に人工重力を提供する。艦首部のS-1Cは強力な減速装置として働くことから「ロケットアンカー」とも呼ばれている。
旅立ったヤマトはガミラスの目を避けるため金星を利用したスイングバイで火星へと向かったが金星の厚い大気の中には密かにガミラスが浮遊基地を建設しており、そこで初の反物質砲発射を行った。その後もガミラス人とのファーストコンタクトや小惑星帯中継基地の奪還などを経てヤマトは火星軌道に到着、イスカンダルの使者を乗せ地球へと帰還した。そのころには辛うじて残っていた海も完全に干上がり、地球の寿命はおよそ一年で尽きるとされていた…イスカンダルからの技術提供を受け、地球は再び既存技術を利用した宇宙戦艦の建造に挑む。海底から姿を現した例の戦艦、イスカンダルからのもたらされた強大なエネルギー源と光速の壁を超える理論。これらを用いて人類は初の銀河間超光速宇宙戦艦を完成させるのだった。その名は、火星から人類の希望を持ち帰ったこの船と、宇宙へと舞い上がらんとする改造元の戦艦ににちなんで、「ヤマト」と名付けられたのだった…
はい。(エイプリルフールネタ)